家賃1ヶ月滞納で全保連が本気を出す時…今すぐやるべき対処法

家賃1ヶ月滞納で全保連が本気を出す時

家賃を1か月滞納すると全保連はどう動く?

家賃が1ヶ月分まるまる遅れてしまった場合、全保連は本格的な対応を開始します。

具体的には、滞納発生日から1ヶ月が経過する前後で、全保連がオーナーにその滞納家賃を立替払い(代位弁済)し、あなたに対する回収モードに入るのが通常です。

つまり、1ヶ月遅れ=保証会社による本気の督促が始まるラインと考えてください。

1ヶ月遅れになるまでの間にもしあなたが管理会社へ何ら連絡せず滞納を放置していたなら、管理会社は規定の日までに全保連へ代位弁済を請求します。

全保連は速やかにオーナーへ未納家賃を支払い、債権者の立場となります。

そして、あなたに対して電話や書面での督促連絡を開始します。

初回の電話は柔らかい口調かもしれませんが、「いつまでに支払えますか?」「今どんな状況ですか?」といった質問がされるでしょう。

また、郵送でも「未納家賃○円を至急お支払いください(◯月◯日現在)」という督促状が届くはずです。

全保連の具体的な対応例(1ヶ月未満の滞納)

電話連絡(複数回)

全保連から督促の電話があなたの携帯や自宅に掛かってくるようになり、昼間連絡がつかなければ夜間や週末にかけてくることもあります。

内容は支払い督促ですが、この段階では頭ごなしに怒鳴るというより状況確認のトーンです。

お仕事の具合はいかがですか?」「いつ頃ならお支払いできますか?」といった質問が中心となります。

ここで無視せず応対すれば、担当者と返済日の約束を取り付けることも可能です。

督促状の送付

1回目の電話からほどなくして書面の督促状が郵送されます。

内容は「◯月分賃料●●円が未納です。至急お支払いください。」というものです。

これには振込先や支払期日などが記載されています。

放置すると期日後に再度書面が届き、内容がだんだん厳しくなっていきます。

緊急連絡先や保証人への連絡

まだこの時点では緊急連絡先や保証人への連絡は行われないことも多いですが、電話に全く出ない・督促状にも応答しない場合、早々に緊急連絡先へ連絡される場合もあります。

全保連としても、1ヶ月経って音信不通だと「夜逃げや失踪では?」と疑うためです。

あなたが取るべき対応

1ヶ月遅れという深刻な状況になってしまったら、もはや自力で完済の見込みが立たないことも多いでしょう。

しかし、ここでさらに放置すれば「退去勧告」へのカウントダウンが始まります。

従って、全保連への連絡・相談をすぐに行いましょう。

電話が来ているなら出て、「現在こういう状況で、○日に○円支払います」と約束します。

もし1ヶ月分丸ごと払うのが難しければ、可能な範囲で一部入金し、「残りは○日に払います」と提案します。

誠意を見せれば分割を認めてもらえる可能性もあります。

とにかく、何も言わずに滞納を続けるのが最悪です。
意思表示をするだけでも状況は変わり得ます。

また、既にこの時点で家賃以外の支払い(例えば他の借金)も滞っているなら、根本的な解決策を検討すべきかもしれません。

1ヶ月滞納してしまったということは、収入と支出のバランスが崩れている可能性があります。

家賃1ヶ月滞納は家計破綻のシグナルでもあるため、放置せず抜本的な対策を考えましょう。

まとめると、家賃が丸々1ヶ月遅れれば全保連は確実に動き出し、督促が始まります。

それ以上放置すれば強制退去の道筋に乗ってしまうため、ここが踏ん張りどころです。

早期に全保連と協議し、支払い計画を立て直すことで、2ヶ月目・3ヶ月目のさらなる悪化を防ぐよう努めましょう。