
「全保連から更新料の案内が届いたけど、これって払わないとどうなるの?」
「もし、うっかり支払いを忘れてしまったら…」
そんな風に不安に思っていませんか?
賃貸物件を借りる際に多くの人が利用する家賃保証会社「全保連」。
年に一度やってくる「継続保証委託料(更新料)」の支払いは、保証サービスを継続するために必要な大切な手続きです。
ここでは、もし更新料を滞納してしまった場合に何が起こるのか、そしてどう対処すれば良いのかを、分かりやすく丁寧にご説明しますね。
もし更新料を滞納してしまったら?段階的に起こること
更新料の支払いを忘れてしまうと、すぐに厳しい連絡が来るわけではありません。
段階を踏んで、少しずつ状況が深刻になっていきます。
最初は優しいお知らせから
支払期日を過ぎてしまうと、まずは全保連からSMS(ショートメッセージ)や電話で「お支払いが確認できていませんよ」という旨の連絡が入ります。
この段階は、まだ「うっかり忘れ」を想定した丁寧な案内です。
もし連絡が来たら、すぐに案内に従って支払いを済ませましょう。
連絡を無視し続けると…
最初の連絡を無視してしまうと、今度は自宅に督促状が届くようになります。
それでも対応しないでいると、職場や緊急連絡先にも連絡が入る可能性があり、事態が少しずつ大きくなっていきます。
この頃になると、保証契約の継続が危うくなり、「契約を更新できません」という通知が届くこともあります。
保証契約が更新されないということは、大家さんとの賃貸契約にも影響が及びます。
最悪の場合、「家賃保証がないなら部屋は貸せない」と判断され、強制退去につながるリスクも出てくるのです。
本当に怖いのはコレ!滞納が将来に及ぼす影響
更新料の滞納で最も避けたいのは、あなたの信用情報に傷がついてしまうことです。「たかが1万円くらい」と軽く考えていると、将来的に大きな不利益を被る可能性があります。
全保連のような家賃保証会社は、「LICC(一般社団法人全国賃貸保証業協会)」などの信用情報機関に加盟しています。
更新料を長期間滞納したり、滞納したまま退去したりすると、その情報が事故情報として登録されてしまうのです。
- 次に引越しをしようとしても、保証会社の審査に通らない
- 都心部の物件など、選択肢が大幅に狭まる
- クレジットカードや各種ローンの審査にも影響が出る可能性がある
一度登録されてしまうと、その情報を消すのは非常に困難です。
将来の自分のためにも、更新料の滞納は絶対に避けなければなりません。
【万が一】支払いが難しい…そんな時にやるべきこと
「どうしても今月は支払いが厳しい…」
そんな状況に陥ることもあるかもしれません。
大切なのは、見て見ぬふりをせず、誠実に対応することです。
ココに注意
一番やってはいけないのは、連絡を無視し続けることです。
支払う意思がないと見なされ、事態は悪化する一方です。
支払いが難しいと分かった時点で、すぐに全保連の相談窓口に電話をしましょう。
そして、「支払いの意思はあるけれど、期日までの支払いが難しい」という状況を正直に伝えてください。
そうすれば、支払い期日の延長や、分割払いなどの相談に乗ってくれる可能性があります。
大切なのは、約束を守ろうとする誠実な姿勢を見せることです。
まとめ:誠実な対応が未来の自分を助ける
全保連の更新料は、安心して今の住まいに住み続けるための大切な費用です。
もし滞納してしまったら、督促の連絡が来るだけでなく、最終的には強制退去や信用情報への登録といった深刻な事態につながりかねません。
万が一、支払いが難しい状況になっても、決して放置しないでください。
すぐに全保連へ連絡し、正直に相談すること。
その誠実な行動が、あなた自身の未来を守ることにつながります。