「うっかり家賃の支払いを忘れていた!」という場合でも、すぐに適切な対応を取れば大事には至りません。
まず、気付いた時点で即座に支払いを行いましょう。
もし口座引き落としで残高不足だったなら、至急口座に入金して管理会社に再引き落としの可否を確認します。
振込で払う契約なら、遅れた日数分の遅延損害金を含めて速やかに振り込みます。

次に、管理会社または全保連に連絡を入れて謝罪することをお勧めします。
たった1日の遅れであっても、先方は入金確認ができず不安に思っているかもしれません。
こちらから電話して「失念しておりました。本日中にお支払い完了いたします。申し訳ありませんでした」と伝えれば、相手も安心しますし信用も損ねずに済みます。
連絡が難しければメールでも構いません。とにかく放置しないことが大切です。

家賃の支払い忘れは誰にでも起こり得ることで、すぐに支払えば大きな問題にはなりません。
全保連への代位弁済が行われる前に入金してしまえば、信用情報に傷が付くこともありませんし、督促の電話が来ることもありません。
数日程度の遅れであれば、契約上もただの「遅延」で済み、契約解除などの深刻な事態には直結しません。

度重なる支払い忘れは、管理会社やオーナーからの信用を失い、更新時に契約を断られる原因にもなりかねません。
また、全保連に対しても「あの入居者は毎回遅れる」という情報が蓄積すれば、いざという時に厳しい態度を取られる恐れもあります。

例えばスマホのカレンダーにリマインダーを設定する、口座残高を前月までに確認しておくなど、自衛策を講じましょう。
要するに、支払い忘れに気付いたら「即支払い・即連絡・謝罪」で火消しするのがベストです。
その素早い対応により、「今回はちゃんとしてくれたから良し」と相手も納得し、トラブルには発展しません。
